nononootoshimono

こちらの言い分

今頻繁にテレビで流れている
ヤクルト シーズ 「洋館編」のCM

バイオリンを当てぶりで弾いているのは私なのですが


最近 検索おたくの友人から噂で
数人の方が 
ブログで私のバイオリンの弾き方について書いているよ
と聞きまして

覗いてみたのです


話題は 私のバイオリンの弾き方


これは CM収録の日も 
私の弾き方(主に弓の持ち方)について
現場にいたバイオリンが弾ける方と ひと悶着あったのですが

監督の方が 強く「この弾き方がリアルでいい」
とおっしゃってくれたのです

実は 5歳の時に クラシックバイオリンを習い始めました

とにかく練習が大嫌いで
どうやったら 普段の練習も レッスンも 
さぼれるかを考えているくらいでした


小学校を卒業すると同時に
バイオリンケースを開けることをやめました


高校1年生でアイルランドに1年留学したのですが
小さい時からアイルランド音楽が密かに好きだったので
まぁ 暇つぶしにもなるかもしれない と
バイオリンを持って出かけました


気が付けば 最初は本当に暇つぶしで
バイオリンケースから 楽器を取り出しました

でも数ヶ月経った頃
ホストママが せっかくバイオリンが弾けるのだから!と
(アイルランドでは 伝統音楽を弾く場合はフィドルと言いますが)
私を 近所の小学生向けの音楽教室に連れて行ってくれたのです

驚きました

まず みんな好きな格好(姿勢)で演奏しているのです

椅子に座っている子
壁にもたれかかっている子
テーブルに座っている子
姿勢の良い子
だらっとした姿勢の子

演奏のしかたもそれぞれ


先生は 「弾きたい格好で弾きなさい」と
言ったわけじゃないと思うんです

ひいおじいちゃんも おじいちゃんも おとうさんも
近所のおばさんも 犬も 猫も
そうやってきたんです 


弓の持ち方 バイオリンの構え方も
みんなのそれぞれ

楽しそうに一生懸命に 伝統音楽を弾く姿は
衝撃的でした


なんだ これでいいんだ って
私 これなら好きになれそう って

それから また数ヶ月して
英語も少し話せるようになって
自分の意志でバイオリンを弾きたいと
思い始めた頃

街の老若男女が行くバイオリン教室に通うことにしました


その教室には パブがあって
最近始めたらしいおじさんたちは
ビール片手に 真剣な顔で 
でも変な持ち方でバイオリンを弾いていました

でも そもそも「変な持ち方」って 誰が決めたのでしょうね


いつかの時代の誰か偉い人が 
これが正しい!と決めてから
世間一般的に そのルールが浸透したのでしょうね

でも世の中には色んな音楽があって
その 歴史があるでしょう?


クラシック音楽だけのための楽器ではないでしょう?

クラシック音楽ではありえないのだけど
アイルランド音楽やカントリー音楽 
弓のどこを持つかも
バイオリンを支える腕をお腹の上に乗せるのも自由
(↑むしろこれはみんなやってたな だって楽なんだもん)

ジプシー音楽やハンガリーの音楽では
バイオリンを正面に向けて弾く人だっている


それが 間違え? わからないの・・・


「ヘンテコなお手本は断じて止めてもらいたい!!!」

と書かれてしまった私・・・


なんだか複雑な思いで この文章を書いているのだけど

これはあくまで私の意見

そのブログを書いた方が間違ったことを言っているわけではないの

ある見方ではおっしゃる通り

子どもたちの前であの「ヘンテコ」な弾き方を
何度も披露してしまった私

こんなだらっと弾いてもいいんだよ!

と言ってしまうと 
バイオリン教室に通っている少年少女たちが真似して
先生に バシッー! っとやられるのは嫌よ


でも 世の中には色んな音楽があるんだよ と伝えたいの


参考にこれご覧下さい
「HOW TO PLAY IRISH FIDDLE」だって
なんかほんと「※よい子のみんなは真似しちゃだめよ」
ってテロップが出そう・・
何をとっても間違えだらけ・・


YouTubeの貼り方わからなかったので
こちらですごめんなさい

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